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近畿地方から送るゆる~いブログ

近畿地方、主に滋賀県からお送りする雑記ブログです。映画や読書、滋賀県の素敵な観光地からお食事まで様々な事をご紹介したいと思います。

『映画』笑福亭鶴瓶×綾野剛×小松菜奈主演映画「閉鎖病棟」を観に行った感想とレビュー-問題を抱えていない人間なんていない-

帚木蓬生の「閉鎖病棟」を平山秀幸が実写映画化

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今作は帚木蓬生が1995年に出版し第8回山本周五郎賞を受賞いた「閉鎖病棟」を実写映画化したものとなります。監督は「学校の階段シリーズ」や「魔界転生」「OUT」などを手掛けた平山秀幸監督。帚木蓬生は精神科医という事もあり作品は医学に関する作品が多いのですが、今作の「閉鎖病棟」もタイトルで解る通り「精神病棟」を舞台とした作品となります。

 

秀丸(笑福亭鶴瓶)はある理由から妻、介護中であった母を殺し、チュウさん(綾野剛)はサラリーマンだったがある日から幻聴に悩まされ、由紀(小松菜奈)は家庭内DVで悩み3人は同じ病院で知り合う事となります。

 

内容としては少しと言いますか、タイトルでも書いてある通り「想像していたよりもメンタルを削られる」作品だと私は感じたので「自分はメンタル弱いかも」と思う人などは私個人的にはオススメしない作品となっているので注意が必要です。それでも大丈夫という方のみ続きの感想を読んでください。

 

”死刑執行”から生き残ってしまった秀丸

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ある日、仕事を早く終わった秀丸は家に帰宅すると介護をしているはずの妻が浮気している現場を目撃してしまい殺害してしまいます。妻、浮気相手と殺害した秀丸は自分の母の元に行き、自分が刑務所の中に入ってしまったら誰も世話してくれないという理由で自ら母も殺害して死刑囚となるのですが、死刑執行の際、生きながらえてしまった秀丸は脊髄を損傷した事により下半身麻痺になり現在の精神病棟へと入院する事となります。

 

チュンさんは元サラリーマンでしたが幻聴により家族が現在の病院へと入院を勧め、どれ程入院していたかは解りませんが時々起こる発作と幻聴が彼を苦しめています。しかしそんな彼も昭八(坂東龍汰)と秀丸という仲いい友人が病棟内で出来ています。

 

そんな病院に新たにやってきたのが由紀で部屋から出てこないという理由で母親が連れてきたのですが、部屋から出てこない理由は再婚相手の父親によるDVでした。しかも病院に来た際には「お腹に子供がいる」と知らされた由紀が屋上から飛び降り自殺を図ります。助かった由紀ですがお腹の子供は流産し、父親からのDVなどは自分の中に隠し生きる事を決めた由紀でしたが、チュンさん秀丸と出会い由紀の中で「前向きに生きる」と決めた時に事件が起きてしまいます....。

 

”閉鎖病棟”だが”閉鎖病棟”ではないと思った

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各々の病気の症状や年齢、性別が違うのですが一緒の病棟で暮らしているというのは少しリアリティに欠けているなと感じましたね。元死刑囚である秀丸が他の患者と一緒に暮らしているという違和感などはストーリーの為仕方ないと納得ですが、チュンが「外出許可を貰って買い物に行く」というシーン。

 

チュンは上記でも少し書いたが発作的に症状が悪化しコントロール出来なくなりなす。そんな彼を少し安定してきたからと言って外出許可を出しているのが一番リアリティ無かったですね。今作のタイトルでもある”閉鎖病棟”というのは外出する時は厳しく、外泊なんて簡単に出来る人は皆無ですよ。

 

また覚醒剤中毒の患者を一般患者と同じ病棟に入れるというのも実際には考えられないので、その点も見ていて違和感に感じましたね。”後々に起きる事件”の為にも必要な事だと見終わってから解りますが、観ている時は違和感がありました。

 

これは元気がある時じゃないと観てはいけない映画

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様々な登場人物がいる中、小松菜奈が演じた由紀の描写が一番辛かったですね。逆に言えばそれだけ小松菜奈の演技力が素晴らしかったと言えるのですが、由紀が経験する出来事すべてがこの映画の”重要な鍵”であり、この映画のラストが感動した!に繋がるのですが、私は由紀が経験した出来事は映像で見るとかなり衝撃ですね。

 

少し前に公開された綾野剛主演映画である「楽園」のレビューを書いた時ですが。

 

www.yuruiblog.com

 

私はこの映画を胸糞描写が多かったと少し書きましたが今回の「閉鎖病棟」は観ていて衝撃でしたね。本当にメンタルが元気じゃないと落ち込んでしまう映画だと思います。予告では「その優しさをあなたは咎めますか?」というフレーズが流れますが、由紀やチュン、秀丸と誰に焦点を合わせるかによってラストの見え方が違う作品だと思います。

 

笑福亭鶴瓶主演映画としては10年ぶりの作品!個人的には良!

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総合的に観て今作は結構良かったですね。「メンタル」「閉鎖病棟」について上記で”イマイチだった”と書きましたが”衝撃”という意味ではかなり衝撃を受けました。チュンの「問題を抱えていない人間なんていないよ」というフレーズは良かったですね。何事も冷静に見ていたのはチュンであり、あの病棟の中で病気に対し向き合い、前向きに頑張った人物の1人なので、彼の成長も是非観て欲しいです。

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車椅子の役作りの為、6kg減量したという笑福亭鶴瓶。12月23日が自分の誕生日で、その後Xmasとイベントが続きましたが減量中だった為ケーキが食べれなかったとコメントしていました。パンフレットではproductionNotesでは、撮影の苦労話も掲載されているので映画を視聴した後、是非購入して読んでみてください!これにて「閉鎖病棟」の感想を終わりたいと思います!

閉鎖病棟 (新潮文庫)

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