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近畿地方から送るゆる~いブログ

近畿地方、主に滋賀県からお送りする雑記ブログです。映画や読書、滋賀県の素敵な観光地からお食事まで様々な事をご紹介したいと思います。

『映画・ネタバレ有』水谷豊監督・脚本の「轢き逃げ 最高の最悪な日」を観てきたが「納得」は出来なかった

水谷豊監督長編映画第二弾のテーマは「轢き逃げ」

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俳優水谷豊が監督作品、そして脚本を手がけた今作の「轢き逃げ」。主演は中山麻聖、石田法嗣。今作のストーリーはタイトル通り「轢き逃げ」をテーマにしており、轢き逃げ犯を捕まえるのが目的ではなく、轢き逃げを起こした目線と、残された家族の目線を上手く混じらわせて物語が進んでいきます。

 

勿論、水谷豊自身も出演しており檀ふみや岸部一徳、毎熊克哉などの俳優陣も出演しています。

 

以前に手がけた最初の監督作品は水谷豊が40年以上思い描いた天才タップダンサーが主人公の映画「TAP THE LAST SHOW」のラスト25分。個人的にあの25分は引き込まれたので、今作も期待して観てきました。「轢き逃げ」早速感想とレビューを書いていきたいと思います。

 

秀一と輝が起こしてしまった「轢き逃げ事件」

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こういった映画は「轢き逃げ犯を警察が捕まえ一件落着」というストーリーが多いのですが、今作はそうではないです。事前に秀一が轢き逃げを起こす事が序盤に解るのですが、今回はサスペンスというよりは「人間ドラマ」ですね。

 

秀一と輝は轢き逃げをしてしまった罪悪感を日々過ごす描写が前半度々あります。会社の電話が鳴る度に恐れ、夜になると秀一が轢いてしまった女性の顔が浮かんでしまい寝れなくなってしまいます。

 

しかし秀一には副社長の娘である早苗との結婚式が数日後にあり輝から「お互いが黙っていれば大丈夫だから」という言葉を頼りに過ごしますが、どこか不安そうな表情が消えません。そんな日々を過ごしながら、秀一と輝の元に動物の目を切り取った紙が届きます。お互いが「バレていたんだ」と怯えながら過ごす事になりますが、警察から声をかけられた秀一はどこか悟った表情をしていたのが私としては印象的でした。

 

残された遺族側からの目線

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愛する娘を失った家族。光央と千鶴子。轢き逃げによって突如愛する娘を失い悲しみに暮れる光央は娘を殺した犯人が捕まったと聞くも「娘が帰ってくるのか」と声を荒げるシーンがあります。

 

警察から「娘さんの携帯電話が無かったのですが、家にありますか?」という警察の問を聞き二人は探しますが日記帳に書かれていた事に違和感を覚える光央。その事が、今回の事件を大きく動かす事になるのですが、そのラストは是非今作を観てほしいと思います。

 

遺族側の目線としての感想を書くと胸が苦しくなるシーンがありましたね。結婚して直後に旦那が逮捕されて残された早苗にも同じ気持ちになりました。千鶴子と早苗が会い、千鶴子が「あなたは何も悪くないんだから、気にしないで」という言葉に早苗が泣いてしまうシーンがありますが、あのシーンは非常に良かったと思う。

 

今回の事件で残された人々は辛い気持ちはあるが、一歩づつ進まなくてはいけないという事。それが残された人に出来る「前に進む」という事なのかなと思いました。

 

ツッコミどころが多かったのが少し残念な所.....。

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今回の作品で悲しみ、怒りなどは伝わってきますが「妬み」に関してはツッコミどころが多かったというのが残念なポイントとなりました。大手の会社に努めている秀一と輝。秀一は社長の娘と結婚するので周りから妬まれますが「お前最近調子乗ってるんだよ」と胸ぐら掴まれたりするシーン。

 

あんなの大手であったら役職の付いている人の息子であっても大問題ですよ。後、一番の謎だったのが光央がなぜ真実にたどり着いたのか。決定打となったポイントの説明が曖昧だったという事。それも残念と思えるポイントでしたね。

 

ストーリーは面白い、だが納得出来るかは解らない

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今作を観終わってみて「面白い」とは思ったが「納得できた」となると話は別だというのが個人的な感想です。あのラストは良かったと思うのですが、上記でも少し書いた「残念だと思うポイント」が映画を観終わった後も印象に残ってしまいます。

 

後は今作の真実がスッキリしなかったというのが一番の決定打なのですが、その真実は今作を観た人だけが解るので、気になる方は劇場に行って確認してみて下さい。