近畿地方から送るゆる~いブログ

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近畿地方、主に滋賀県からお送りする雑記ブログです。映画や読書、滋賀県の素敵な観光地からお食事まで様々な事をご紹介したいと思います。

【映画・ネタバレ有】カナダのモントリオール世界映画祭で特別グランプリを受賞した「散り椿」を観てきた感想とレビュー

岡田准一主演映画、今度は「時代劇」

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今作は葉室麟の「散り椿」を映画化されたものとなります。「扇野藩」という架空の藩でストーリーが進んでいきますが、この「扇野藩」は後に書かれた「さわらびの譜」「はだれ雪」にも登場しており「扇野藩シリーズ」としてファンには人気の高い作品となっています。

 

主演は岡田准一。監督は名カメラマンと知られる木村大作で「日本沈没」「鉄道屋」「北のカナリアたち」などの撮影や今作で3作目となる監督もやられています。岡田准一とは昨年公開された「追憶」で一緒になっています。

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 共演者には西島秀俊、黒木華、池松壮亮、麻生久美子、雛形直人、新井浩文、芳根京子など豪華俳優陣となる作品となっています。さて、気になるストーリーですが。

 

享保15年。藩の不正を訴え出たために藩を追われた瓜生新兵衛。追放後も連れ添い続け、病に倒れた妻・篠は、死の床で最期の願いを新兵衛に託す。それは、新兵衛のかつての友にしてライバルであり、藩追放に関しても大きな因縁を持つ人物・榊原采女を助けてほしいというものだった。妻の願いをかなえるため故郷へ戻った新兵衛は、やがてある確証を得て采女と対峙する。過去の不正事件の真相や妻の本当の思いを知る新兵衛だったが、その裏では大きな力が彼を襲おうとしていた。(映画.com引用)

 

私の中では以前から期待の高い作品なだけに公開前からワクワクしていました。早速ですが感想とレビューを書いていきたいと思います。

 

「ただ愛する人の為に」というセリフが胸に響いた

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木村大作が今作「散り椿」の監督・撮影をされているのですが「散り椿」を選んだ理由を主人公である新兵衛(岡田准一)のセリフである「大切に思えるものに出会えれば、それだけで幸せだと思っております」が引き込まれ「今作を映像化しよう」と決めたそうです。

 

今作の「散り椿」は「美しい時代劇」と監督やキャストさんがコメントしていますが観てみると本当に美しいという一言に限る。日本の四季を感じることが出来、雪や雨、天候の変化もある。また覇権争いや切った、切られたという時代劇が多いですが今作は女性の想いにも注目して貰いたいです。

 

「誰かを想う心」がいかに大切なことなのか。それを今作で確認出来たら良いと思います。

 

木村大作らしい撮影方法が非常に良かった

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木村大作と言えば黒澤組を志願し「用心棒」や「椿三十郎」の撮影助手として有名なのですが今作の冒頭で雪が降る中、新兵衛を刺客が襲うシーンがある。また上記の藤後(池松壮亮)に剣術の指導をしているシーンも雪が降っているが通常より多く雪を振らせているように思います。

 

ただ空気感というのでしょうか。天候や時間帯を厳守する木村大作らしい映像になっていました。雪のシーンを撮影したのが5月。しかも快晴の日だったとコメントにありますが日が沈む瞬間の一瞬を狙って撮影することにより冬のどんよりとした天候を撮影した方法はまさに”木村大作らしさ”と思えました。

 

岡田准一演じる瓜生新兵衛というキャラが合っていた

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愛する人の為、そして自分が信じる道の為。新兵衛というキャラクターは正義感が強く、責任感もある。時代劇としては昨年公開された関ヶ原でも岡田准一は演じていますが、関ヶ原とは違い散り椿は「時代劇+ラブストーリー」という展開なので、また難しい設定だったと思います。

 

新兵衛の別の名を「鬼の新兵衛」と言い、その剣術は作中でも披露されています。鍛錬に励むシーンもありますが、撮影する3ヶ月前から殺陣を稽古し1日7~8時間稽古した日もあったそうで、作品を観ると形の流れるような美しさを感じることが出来ます。

 

表情はどこか寂しく、切なく。「生きることの道」を探し続ける新兵衛の姿はカッコいいと感じました。

 

時代劇ファンも納得の作品!!

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今作の散り椿ですが冒頭でも書いた通り「美しい時代劇」という設定もあって観ていて目を奪われるシーンが沢山あります。勿論ストーリーも良いのですが、このタイトルでもある「散り椿」。最後に新兵衛が言ったセリフが胸に残るセリフなので、是非劇場で聞いてほしいと思います。

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パンフレットでは木村大作の映画人生60周年を振り返る「大切な人との出会い」が掲載されています。黒澤明や高倉健との出会いなどの映画人生について語られているので、時代劇ファンの人は是非パンフレットを購入して読んでみてください。

 

これにて映画「散り椿」の感想とレビューを終わりたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。

散り椿 (角川文庫)

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映画「散り椿」オリジナル・サウンドトラック

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