近畿地方から送るゆる~いブログ

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近畿地方、主に滋賀県からお送りする雑記ブログです。映画や読書、滋賀県の素敵な観光地からお食事まで様々な事をご紹介したいと思います。

【映画・ネタバレ有】長瀬智也主演!池井戸潤初の映画化作品「空飛ぶタイヤ」を観てきた感想とレビューを書いていきます。

テレビドラマ化にもなった同名作品を映画化

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2005年に連載され2006年に単行本にもなり第28回吉川英治文学新人賞にもなった「空飛ぶタイヤ」。2009年には仲村トオルによりテレビドラマ化され、今作はTOKIOの長瀬智也が主演で初の映画化作品となります。

 

今作は「脱輪事故」をテーマにしており、まだ記憶に新しい2002年におきた三菱自動車工業製大型トラックの脱輪事故、そして三菱自動車によるリコール隠しを物語の下敷きとしています。この事件は三菱自動車工業も話題となりましたが、弁護士問題も話題となりましたね。さて、気になるストーリーですが。

 

ある日トラックの事故により、1人の主婦が亡くなった。事故を起こした運送会社社長、赤松徳郎が警察から聞かされたのは、走行中のトラックからタイヤが突然外れたという耳を疑う事実だった。整備不良を疑われ、世間からもバッシングを受ける中、トラックの構造自体の欠陥に気づいた赤松は、製造元であるホープ自動車に再調査を要求する。しかし、なかなか調査が進展を見せないことに苛立った赤松は、自ら調査を開始。そこで赤松は大企業によるリコール隠しの現実を知ることとなる。(映画.com引用) 

 

監督は本木克英。「超高速!参勤交代」「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪いの歌」「鴨川ホルモー」など代表作があります。池井戸潤初の映画化作品という事もあり非常に楽しみですね。早速ですが感想・レビューを書いていきたいと思います。

 

そもそも「三菱自動車のリコール隠し事件」とは?

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今作の基となっている「三菱自動車リコール隠し事件」。事件となったのは2002年に起きた横浜母子3人死傷事件。当時三菱自動車は「ユーザー側の整備不良」と主張していたが、1993年に製造された三菱自工製トラックに装着されているハブの厚みが他社よりも薄い構造だった事が発覚し「リコール隠し」という事件となりました。

 

これにより計7名が逮捕され法人としての三菱自工も道路運送車両法で刑事告発されました。作中にも語られていますが2000年にも三菱自動車工業はリコール隠しをし、倒産の危機となったのですが2004年に再度リコール隠しがあった事は世間からは批判の声が上がりました。

 

そんな三菱自動車工業の事件を基とした「空飛ぶタイヤ」。映画版はどのようになっているのか。次で紹介したいと思います。

 

ドラマ版も良いが、映画版も良作となっている

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2009年に放送された「空飛ぶタイヤ」。こちらも視聴しましたが、双方少し違う部分もありますが、基となるストーリーが同じなのでドラマ版を見た人でも今作は楽しめる事だと思います。

 

赤松運送社長を長瀬智也。ホープ自動車カスタマー戦略課課長の沢田をディーン・フジオカ。その他豪華キャスト陣で作成されている今作ですが、とにかく熱い。

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目に見えない巨大企業に立ち向かう男の姿。そんな巨大企業に勤めながらも、自分の身を守る為か、またはその闇を照らし正義を選ぶか。そんな男たちの戦いが非常に面白い作品ですね。基となっているリコール隠しを行ったのが「品質保証部」と言われる部署で簡単に言えばエリートですね。

 

そんな品質保証部の係長である杉本(中村蒼)が内部告発をするのですが「僕は純粋にホープ自動車が好きなんですよ」というセリフは心打たれますね。純粋に好きだからこそ、事故を起こす車を販売し隠しているホープ自動車という企業が許せなかったのでしょう。登場人物が各々の葛藤があるのですが、そちらも要チェックです。

 

「正義」を貫く強さ

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赤松運送の赤松、ホープ自動車課長の沢田。そしてホープ銀行本店営業部の井崎(高橋一生)。それぞれ違う立場でありながらもホープ自動車という闇に戦う姿は「正義」という言葉以外に無いですね。

 

沢田と井崎はホープグループの社員ながらもホープ自動車に対し独断で戦いを挑む事とするのですが井崎は小牧(ムロツヨシ)と杉本と3人で闇を暴き、井崎は融資をお願いしてきたホープ自動車に対し何かしらの理由をつけ融資の延期を決行した。

 

そして脱輪事故により整備不良を疑われた赤松は父が残してくれた会社の為、そして社員とその家族の為に自分の足で動き「整備不良ではなく構造上の欠陥」という答えにたどり着く。

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記者である榎本(小池栄子)はホープ自動車が過去に同じ事故を起こしていた事を知り、記事にしようと頑張る。しかし巨大な力によって記事が潰されてしまう事となるが「ボツになった記事は渡せないが、これを」と差し出した資料は過去に赤松と同じような事故にあった会社のリストだった。それが今作の重要な役割の一つとなります。

 

各々の貫いた正義というのは巨大な企業相手に一人では難しいかも知れないが、小さな抵抗の積み重ねが、大きな企業を倒したというラストは感動必須と言えます。

 

Amazonプライムビデオでドラマ「空飛ぶタイヤ」が配信中

Amazonプライムビデオでは仲村トオル主演の「空飛ぶタイヤ」が配信中となっています。映画を見終わった後に視聴したのですが、こちらの作品も面白いですね。映画とは違う設定がいくつか存在しますが、これも有りだなと思えます。

 

www.amazon.co.jp

 

AmazonプライムビデオはAmazon Prime会員になると視聴出来るのでまだAmazonプライム会員に登録した事がない人は30日間無料体験出来るので是非登録してみてくださいね。

 

男たちの熱き戦いに興奮が止まらない

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最後に少しウルっときたのですが、本当に良い作品でした。先週観た「万引き家族」も良い映画だと思いましたが、今作の「空飛ぶタイヤ」も是非観てほしい作品ですね。

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パンフレットではココ最近の邦画作品の中で上位に入るほど濃い内容でした。掲載されているコンテンツの量が多いのは勿論ですが、パンフレットを観ると今作にどれだけ力を入れているのか解ります。このパンフレットは是非劇場で買ってみてください。

 

これにて映画「空飛ぶタイヤ」の感想とレビューを終わりたいと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました。

空飛ぶタイヤ (実業之日本社文庫)

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