近畿地方から送るゆる~いブログ

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近畿地方、主に滋賀県からお送りする雑記ブログです。映画や読書、滋賀県の素敵な観光地からお食事まで様々な事をご紹介したいと思います。

【映画・ネタバレ有】阿部寛主演映画「のみとり侍」を観てきた感想とレビューを書いていきます

今年のコメディ映画は「のみとり侍」に決まり

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「後妻業の女」の鶴橋監督が阿部寛とタッグを組んで完成した「蚤とり侍」。テルマエ・ロマエで主演を努めた阿部寛ですが今作では珍しい役だと思いますね。表ではネコの蚤取りという稼業なのですが裏では「女性の愛を奉仕する」裏稼業を阿部寛演じる”小林寛ノ進”が務める事となる。

 

後妻業の女は「R-12」だったのですが今作は「R-15」となりました。前作もコメディ映画だったのですが、今作も「時代劇コメディ」と新しいジャンルで攻めていきます。前作よりも更にアダルティになる事は間違いなさそうです。気になるストーリーは。

 

長岡藩のエリート藩士・小林寛之進は、運悪く藩主の機嫌を損ねてしまい、猫の「のみとり」の仕事に就くよう命じられる。それは文字通り猫ののみを取って日銭を稼ぐものだが、実際は床で女性に愛をお届けする裏稼業であった。長屋で暮らすのみとりの親分・甚兵衛のもとで働きはじめた寛之進は、初めてののみとり相手であるおみねから下手くそと罵られたものの、伊達男・清兵衛の指南によって腕を磨いていく。そんな中、老中・田沼意次の失脚を受けてのみとり禁止令が敷かれ、寛之進らは突如として犯罪者扱いされてしまう。(映画.COM引用) 

 

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個人的には前作である「後妻業の女」は非常に面白く、主演が阿部寛という事もあり楽しみにしていました。では、早速ですが感想とレビューを書いていきます。

 

江戸にある愛と人情の物語

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侍しか知らない小林寛ノ進。藩を追い出され「猫の蚤取り」という仕事が解らないまま、仕事場に訪れますが見た目は立派な姿のため「お侍さんが事情で蚤取りをする」と蚤取り屋に勘違いされる事となる。

 

そんな蚤取りの仕事をする事となった寛ノ進の初めての客になったのが亡き妻にそっくりの「おみね(寺島しのぶ)」がお客さんとなるが「下手くそ」と言われてしまう。今まで侍としての技術は磨いてきた寛ノ進だったが下手くそと言われ、意気消沈してしまうがひょんな事から助けた清兵衛(豊川悦司)に出会い女の抱き方を教わることとなる。

 

そんな愛と人情溢れる江戸の街で寛ノ進がどのような道を進むのか。武士として。また蚤取りとして。江戸の街を一切知らなかった寛ノ進を支えてくれる仲間たちを是非観てほしいと思います。

 

寛ノ進が成長する姿が本当に面白い

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藩主の命によって蚤取りとなった寛ノ進。最初は何も解らないからこそ、学ぶ姿勢や、吸収する速さ。そして「藩主の命は絶対」だと自分に言い聞かせながら清兵衛が女を抱く時を覗き見するのなど、本当に純粋だと感じました。

 

藩主が「無様に暮らせ」と言ったが寛ノ進の生き様は逆で良い友人を持ち、仲間と暮らした寛ノ進は短いながらも良い経験が出来たのではないでしょうか。

 

良い事も、悪い事も寛ノ進の今後に影響がある事は間違いないと言えます。

 

寛ノ進を演じた阿部寛

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鶴橋監督に初出演となる阿部寛ですが監督はどのような人物だったのか。という問に対して以下のようにコメントしています。

基本は自由にやらせてもらいました。ただ清兵衛の辛味をお手本に寛ノ進がおみねと情交するシーンで、四人の体が四人羽織のように重なるシーンは「これぞ鶴橋作品!」と現場で震えました。

今まで見たことも聞いた事もなかったので、これは面白かったです。 

 

最初は何がなんだか解らない様子の寛ノ進は無表情で、いつも困った様子だったり「下手くそだ」と言われた際には落ち込んだり。そして人と触れ合い笑うようになる寛ノ進の変化を演じられて、さすが阿部寛だと感じました。

 

今作は本当に深く考えずに観る事が出来る作品

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前作の「後妻業の女」の際にも感じたのですが今作も同じで深く考えずに観るとが出来るコメディ映画だと思います。鶴橋監督自身も「音楽を聴くように、自由に感じて、味わって頂きたい」とコメントしているので最後まで面白く観る事が出来ます。

このリズム感は個人的にですが昨年公開された「花戦さ」と似ている部分がありますね。勿論、監督・原作者共に違いますが「花戦さ」のテンポの良さが似ています。

 

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花戦さも考えながら観るというよりも「花僧」をテーマにし花の美しさを感じながら観る作品だと思います。リズムの良い作品というのは観た後でも気持ちよく帰る事が出来るので、最後まで楽しく観る事が出来ますね。

 

R-15指定作品ですが是非とも観てほしい

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女性に愛をお届けする「蚤取り」という職業。R-15指定作品となっていますが、そこまで濃いシーンはなく、この程度だと問題無いように感じます。ただヌード描写があるので、そういったものが苦手という方はオススメしません。

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パンフレットでは各キャストのコメントは勿論ですが鶴橋監督が詠む「のみとり侍」キャストへの俳句が非常に面白かったです。各々のイメージがしっかり解る俳句で是非ともパンフレットを買って読んでみて欲しいです。

 

これにて映画「蚤とり侍」の感想・レビューを終わりたいと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました。

蚤とり侍 (光文社時代小説文庫)

蚤とり侍 (光文社時代小説文庫)