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金融機関を知る事が出来る興味深い1冊「捨てられる銀行」を読んでみた感想・レビュー-これからの銀行に期待したい-

12万部突破!森金融庁大改革

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先日頂いた本を早速レビューしていきたいと思います。今回レビューを書くのは「捨てられる銀行」。私がこの本を読んでみたいと思った理由として単に売れているからという事ではなく1人の個人事業主として、また経営者として「これからの銀行」というのがどうなるのか。それが気になるという気持ちが非常に大きいです。

  • 第一章:金融庁の大転換
  • 第二章:改革に燃える3人
  • 第三章:「選ばれる銀行」になるために
  • 第四章:新しい4つのビジネスモデル
  • 最終章:森金融庁改革の行方

全5章から構成されている1冊。「金融庁」「銀行」と聞くと抵抗があるかも知れませんが、書いてある事はニュースで報道されたり、話題になった出来事が多いので読むと「あぁ~あの時の話か」と思う人も多いはず。では、早速レビューを書いていきます!

 

2015年森金融庁により姿勢が変わった

2015年森信親が金融庁長官と就任した際に「金融庁行政方針」というものを公表した。従来の金融庁は「銀行の持続可能性」「銀行の健全性」など金融機関が生き残る道ばかり問うてきたなか「銀行の先にいる地域の企業や経済の成長こそが最も大事だ」と宣言したのです。銀行が保全に回ってしまっては地元企業は苦しくなるのは当たり前。それは信用格付自己資本比率流動性比率などを評価した点数が一定未満の会社というのは貸し出さないというのは以前までの銀行だった。それは考えれば当然な訳で返済能力の無い企業に貸して倒産されてしまっては銀行としては損になってしまう。しかしその考えが2015年以後変わろうとしている。

現在苦しんでいる企業の中には勿論銀行から融資があれば息を吹き返す企業が沢山ある。それが地域に特化した企業なら尚更です。そんな企業にリスクを背負って投資をしてくれる銀行があれば真の地域活性化に繋がるのは誰でも解る事。従来の評価方法ではなく事業としての評価に変える事というのは森金融庁の素晴らしい政策だと思う。

 

金融関連のニュースを私は隅々まで観ている訳では無いので「なるほど」と思える瞬間が非常に多かった。特に金融庁と銀行の関係を読んでいると「半沢直樹」や「花咲舞が黙ってない」など銀行をテーマにしたドラマの内容は「あながち間違っていないシーンも数多くある」という事がよく解った。金融庁や銀行を知るのには良い一冊である。

 

まとめ

森信親を調べていて私の目に止まった言葉がある。

「トップが自分では「お客様のためにやっている」と思っていても、現場は違うかも知れない。現場のファクトを積み上げる事が何よりも重要。

(ファクト=実際の事実)

 これは企業に長くいると忘れてしまう事だと思います。出世し現場から離れてしまうと現場の事を忘れて目の前の数字だけで判断してしまう。自分が行動するのは会社の為だろうか?自分の出世の為だろうか?答えは「お客様の為」という気持ちを忘れてしまってはどの仕事も終わりだという事。そういった事を再確認出来たという事も今回この本を読んで非常に良かったと思います。本を少し読んでみると難しい事が書いてあるように思えますが、読んでみると非常に面白い本なので皆さんも是非読んでみてくださいね。

捨てられる銀行 (講談社現代新書)

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