2017年本屋大賞ノミネート作品!森見登美彦の「夜行」を買って読んだ感想とレビュー-やはり独特の世界観が大好きです-

2017年本屋大賞ノミネート作品「夜行」

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森見登美彦と言えば「有頂天家族」「四畳半神話大系」「夜は短し歩けよ乙女」「きつねのはなし」など数多くのベストセラーを世に出した小説家ですが昨年の10月に発売された「夜行」が2017年本屋大賞ノミネート作品に選ばれました。

もう読んだ人も多いと思いますが私はまだ読んでいなかったので、この休日を利用し一気に読んだので感想を書いていきたいと思います。

 

さすが森見登美彦!素晴らしい世界観だった。

さて今回の夜行は帯にも書いてある「彼女はまだ、あの夜の中にいる」という不思議な世界観が特徴と言えます。気になるストーリーは。

僕らは誰も彼女のことを忘れられなかった。

私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。
十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、長谷川さんは突然姿を消した。
十年ぶりに鞍馬に集まったのは、おそらく皆、もう一度彼女に会いたかったからだ。
夜が更けるなか、それぞれが旅先で出会った不思議な体験を語り出す。
私たちは全員、岸田道生という画家が描いた「夜行」という絵と出会っていた。
旅の夜の怪談に、青春小説、ファンタジーの要素を織り込んだ最高傑作!
「夜はどこにでも通じているの。世界はつねに夜なのよ」

(Amazon参照)

 

「森見登美彦10年目の集大成」として気になる作品ですがページ数は253ページ。そのページ数を一気に読めたのだから面白くなかったはずがない。非常に興味深い一冊だった。「夜は短し歩けよ乙女」や「有頂天家族」は私も好きなのですが間違いなくこの1冊も好きな作品の1冊に入りましたね。

 

独特な雰囲気というのでしょうか。ホラー作品でありながらもファンタジー要素もある。この本を読めば読むほど「夜行」の世界観に入ってしまうような感覚に襲われます。登場人物の考え方をそれぞれ考えるよりも自分が主人公になったつもりで読んでみるとこの作品は良いのかも知れない。そうする事で読み終わった後に「こういう事なのか」と納得出来るシーンも数多く存在します。

文章から伝わってくる不気味であり、その中にある美しい光景はさすが森見登美彦という所でしょうか。「夜は短し歩けよ乙女」が好きだった人には待望の1冊になるかも知れません。

 

まとめ

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私は今回の「夜行」は森見ワールドが楽しめる1冊だと思いました。読み終わった後レビューサイトで確認しましたが比較的好評なようです。私が「主人公の目線で読んだ方が良い」と書いたのは「あまり面白みが無かった」と書いていた人のレビューを見ると訳が解らなくなってしまったという理由が多く見られました。ただ主人公目線でずっと読んでみると難しく考える事もなく「なるほどな」で終わる事だと思います。

2017年本屋大賞ノミネート作品という事で前回購入した「コーヒーが冷めないうちに」より私はこちらの方が面白いと感じましたね。

www.yuruiblog.com

 今回のレビューはここまで。最後まで読んで頂きありがとうございました。

夜行

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