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[感想・レビュー】2017年本屋大賞 ノミネート作品「コーヒーが冷めないうちに」を買ってきました-4つのストーリーに感動する-

読書

2017年本屋大賞ノミネート作品!

発売されたのは2015年12月ですが「2017年本屋大賞ノミネート作品」という事もあり買ってきました。筆者である川口俊和さんは今作がデビュー作品。デビュー作品が30万部突破するのは珍しく、今後の作品もとても期待されています。

そんな今作は「ここに来れば過去に戻れる」という不思議な喫茶店が舞台。

とある街の、とある喫茶店の
とある座席には不思議な都市伝説があった
その席に座ると、望んだとおりの時間に戻れるという

ただし、そこにはめんどくさい……
非常にめんどくさいルールがあった

1.過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない者には会う事はできない
2.過去に戻って、どんな努力をしても、現実は変わらない
3.過去に戻れる席には先客がいる
その席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ
4.過去に戻っても、席を立って移動する事はできない
5.過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、
そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ

めんどくさいルールはこれだけではない
それにもかかわらず、今日も都市伝説の噂を聞いた客がこの喫茶店を訪れる (Amazon 参照)

 本屋大賞ノミネート作品に選ばれた事により新聞広告や電車広告などで目をするようになり購入したという方が増えている中、私は本屋に行き「ノミネート作品」という事で購入してきました。2015年に発売された本でもやはり話題になっている本であれば読んでみたい。では、早速レビューを書いていきたいと思います。

4回泣ける・・・4つのストーリー

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「過去に戻れる」という言葉がやはり今作の気になる言葉ではないだろうか。帯を見た時に「お願いします、あの日に戻らせてください」という言葉は、もし実際に戻れる事が出来るのであれば・・・そんな事を考え方事がある人も少なくないと思います。

実際に私も「あの日に戻れたら」と思う時がありますが、今作は4人の女性たちを中心に「家族、愛、後悔」の物語が進んでいきます。Amazonのレビューを見ると「買って後悔した」と後悔している声が多いように思えますが「過去に戻ってやり直したい」というストーリーに複雑さを求めてる事自体が間違っているように思えます。私の個人的な考えですがこの手の本は「純粋な気持ちで読むこと」。それは今まで自分が読んできた本を頭の中から消し、この本だけに集中する事。そうすればこの本が面白いと思える事だと思いますね。

 

言うのであれば短編ドラマ、4つのストーリーで展開する映画など映像化・舞台化する為の小説と言えると思います。著者の川口俊和さんは脚本家兼演出家として活動しておられたので私は「だからあんな文章なのか」と納得しました。

私は「第二話 夫婦」と「第四話 親子」が良い話だと思います。この本の素敵なポイントを書くとすれば非現実的ではなく実際に存在しているような人物たち。過去に戻る事は出来ませんが、もし過去に戻れる事が出来るのであれば今回の4つのストーリーに登場する人物たちと同じ気持ちを持っている人が多いのではないでしょうか。読んでいて泣けるとまでは言いませんが「素敵な話だな」と思えるストーリーでした。

 

まとめ

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私として今回の「コーヒーが冷めないうちに」は面白い一冊だと思います。「ありきたりなストーリー」とコメントしている人もいましたが「ありきたいなストーリー」で売れるというのは逆に難しいように思えますね。私のように「本屋大賞ノミネート作品」という事で買った人も多いでしょうが本屋大賞ノミネートされるという事はそれだけ多くの人に感動を与えたからでしょう。4つのストーリーの中からきっと好きなお話が見つかる事だと思います。是非、読んでみてくださいね。

コーヒーが冷めないうちに

コーヒーが冷めないうちに