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トップコピーライターが伝授する一冊。ブロガーは絶対に読むべき「言葉にできるは武器になる。」が凄く勉強になる-感想・レビュー有-

読書-感想-レビュー

「言葉に出来ない」と「考えていない」は同じ

「バイトをするなら、タウンワーク」「世界は誰かの仕事でできている」「この国を、支えるひとを支えたい」など誰もが聞いたことある言葉を生み出してきた梅田悟司さんが「言葉にできるは武器になる。」を発売されたので早速読んでみました。

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  • 1:「内なる言葉」と向き合う
  • 2:正しく考えを深める「思考サイクル」
  • 3:プロが行う「言葉にするプロセス」

全255ページからなる1冊です。私がこの本に惹かれたのは「言葉にできない」ことは「考えていない」のと同じである。という言葉。映画を見に行った感想を誰かに話そうとするも、何から話ていいか解らない。そんな時は「映画を理解出来ていなかった」という事だそうです。読んでいて「確かに」と思いました。私のブログでも度々映画のレビューを書いたりする時がありますが映画のレビューを書くという作業は実はちょっと難しいような気がします。思ったことを書けば良いのですが只単に「面白かった」「オススメ」だけでは小学生でも書ける感想文になってしまうので「何が面白かったのか」「どこがオススメなのか」と書いて「レビュー」と言えるような気がしますね。

さて、前フリが長くなってしまいましたが感想を書いていきたいと思います。

ライター・ブロガーは絶対に買った方が良いと思った理由

本の序章に「伝わり方にはレベルがある」と書かれています。順番を書いていくと。

  1. 共感・共鳴
  2. 納得
  3. 理解
  4. 不理解・誤解

1番は理解し、心が動かされ相手の意見や感情を理解し協力したいとすら思える。2番は相手が話したた事を理解しただけではなく、内容が腹に落ちている状態。「なるほど」「確かに」といった感情を伴うことが多い。3番は伝えた内容が過不足なく伝わっている状態。「頭では解っているけど心では解らない」という状態でもある。4版は話が伝わっていない、もしくは内容が誤って伝わっている。「言った聞いてない」の問題として表面化する事が多い。

ライター、ブロガーが目指すのは2番、1番でしょうね。2番は例えば「◯◯のニュースで私が思うこと」「皆が見たあの映画の感想」などが当てはまります。1番が当てはまるのは「地域貢献について私がした事」など「協力したい」と思えるのがポイントだと思います。「納得」「共感・共鳴」と言葉で表すのは簡単なのですが、いざ言葉にして伝えてみると難しい。特に「共感・共鳴」というのは中々相手に伝わる事が少ないですよね。この本では「内なる言葉」が非常に重要だと言っています。この内なる言葉というのは以下のように書いています。

物事を考えたり、感じたりする時に無意識 のうちに頭の中で発している言葉。それが内なる言葉である。あらゆる感情が頭に浮かぶ時には必ずこの内なる言葉を伴っている。この内なる言葉を育てる事によって言葉に幅と奥行きを与える事が出来る。

 食べ物を食べて「美味しい」という一言ではなく「どう美味しかったのか?」「何が美味しかったのか?」と普段じっくり考えない事を考える事によって内なる言葉を鍛えるという事です。

 

そして「思考サイクル」なのですが以下のように書いています。

第一段階では頭の中の情報を言葉に書き出して形を与える事。そして同じ仲間をグループ化して思考の癖や考え方を把握する。頭の中が悩みや思考で一杯になると他の可能性を考える隙間がなくなるので一旦頭の外に出して余地を生み出す。

 

第二段階では第一段階でアウトプットされた思考の断片を材料として考え拡張させる。第一段階では内なる言葉を可視化させただけなので自分という範囲内でしか考えられていない内容が列挙されている、そこで足りない幅を深さに気づくと思考を進める事が出来る。

 

最後は普段の自分では考えないようなことまで化学反応を起こすようなことで到達するような段階。あえて逆で考え、特定の人だったらどう考えるかなど想定して考える。その前に自分の考えとより冷静に向き合うために時間をおくことが重要。

 第一段階では普段ブロガーの人もやっている事なのですが第二段階ではブログのアクセスアップには欠かせない要素かも知れない。そして最後のステップでは「個性」という意味ではとても重要だと思う。逆で考える事の重要さ、特定の人だったらどう考えるのか。それは思考サイクルというよりもコミュニケーション上達でも非常に重要な事ですよ。

 

そして最後は「言葉にするプロセス」。言葉をどう組み合わせれば解らない事があります。そんな時は私個人的にはスランプのような感覚なのですがこの本でも書いてあるのですが「使える型は全て中学までに習っている」と書いてあります。

  • 比喩・擬人
  • 繰り返す(反復)
  • ギャップをつくる(対句)
  • 言いきる(断定)
  • 感じる言葉を使う(呼びかけ)(誇張・擬態)

この「言葉にするプロセス」では上記で書くと難しく考えてしまうかも知れませんが読むと「これを中学の時に教えて欲しかった!」と後悔してしまうほど解りやすいです。

ギャップをつくる(対句)の場合の例が。

ひとりの人間にとっては小さな一歩だが

人類にとっては偉大な一歩だ。 ニール・アームストロング 

 非常に解りやすい。マイナスとプラスを上手く混ぜ壮大さが伝わる言葉ですよね。こういった言葉を多く知る事は自分の内なる言葉を鍛える事にも繋がるので是非読んで欲しいです。

 

まとめ

言葉の本質と言いますか「人に言葉を伝える為にはどうすれば良いのか?」を「答え」ではなく「ヒント」を与えてくれる1冊だと感じました。「自分の心の考え=内なる言葉」を鍛える事で言葉のレパートリーが増えていくというのは実に勉強になりました。タイトルで「ブロガーは絶対に読むべき」と書いたのは内なる言葉を鍛える方法、そして思考サイクルを学び「言葉にプロセス」で様々な言葉に触れて欲しいと思ったからです。私個人的な感想として買って損はない1冊だと感じました。

「言葉にできる」は武器になる。

「言葉にできる」は武器になる。