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加茂田重政自伝「列侠-山口組 史上最大の抗争と激動の半生」の感想-当時週刊誌など見ていた人は懐かしいと思う-

読書-レビュー

「あばれ政」の自伝

「まだどこかで加茂田重政は生きている」と週刊誌などで度々登場する名前ですが、それがまさかの自伝を発売したという事で早速買ってきました。

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山一抗争の話や山口三代目「田岡一雄」とのやり取りというのは非常に生々しい内容だと思います。加茂田重政は一言で書くのであれば「ザ・ヤクザ」なんでしょうね。生まれた時には父親が山口組の若衆となっていて、自然な流れでヤクザになった事だと思います。一般の人からすればこういった本を買うというのは、かなり抵抗あるかも知れませんが、こういった本の面白い所と言いますか、時代背景がよく解ります。こういった時代背景というのは住む世界が違うながらも見ていて損は無い事だと思います。

またこの本を買った理由として「芸能界との繋がり」についても書かれています。有名な話ですが三代目と美空ひばりは「神戸のおじさん」と慕っていました。美空ひばりの時代というのは地方巡業する時というのは庇護がなければ地方巡業出来ない時代ですからね。庇護が無い状態で巡業すると地方の暴力団などから嫌がらせを受ける事が多かったそうです。今回の列侠には美空ひばりの他にも菅原文太や細川たかしなど数多くの芸能人との写真があるので暴力団と芸能界の繋がりは、そういった巡業からですね。

 

読んでいて驚いたのは家族の話を書いている事です。奥さんや子供達の事。自分がヤクザ稼業をしている事で迷惑をかけてしまった事などが書かれていますね。この手の自伝では珍しいと思います。もしかすると年齢も高齢になって最後の自伝となるかも知れないですから、最後に家族の事なども書いたのかも知れませんね。

 

まとめの感想

当時のヤクザ稼業の中で加茂田重政が三代目山口組若頭補佐、そして一和会理事長に上り詰めたの単に「負けず嫌い」だったからでしょうね。なんの仕事にしても同じですが負けず嫌いというのは大切な事だと思います。本の約1/3は過激な内容かも知れませんが当時の時代背景、そして自分たちが知らない裏稼業の話などは読んでいて非常に面白かったです。現在は暴対法などで看板を上げて仕事は出来ませんが、この本の内容はまさに「激動の昭和」。当時週刊誌など見ていた人は、気になっていたあの事件なんかも書いてあるかも知れませんよ?

烈侠 ~山口組 史上最大の抗争と激動の半生

烈侠 ~山口組 史上最大の抗争と激動の半生